前立腺肥大症

 
重篤な合併症を招く前にご相談ください

前立腺肥大症とは

前立腺肥大症とは、前立腺の細胞が増えることで正常よりも肥大化し、それに伴い、尿が出にくくなるなどの様々な症状が現れる病気です。

前立腺は加齢とともに肥大化していくため、それ以外の症状がない場合は、前立腺肥大症という診断はつきません。

50歳以上の男性が加齢とともに増加していきます。生活習慣病の人はかかりやすいので気を付けましょう。

症状と原因

尿が出にくくなる、頻尿になる、残尿感を感じるなどの尿路症状が代表的な症状です。

病気が進行すると尿閉、肉眼的血尿、腎機能障害など重篤な合併症を招くことがあります。

男性ホルモンの1つであるアンドロゲンの量が上昇すると前立腺が肥大化します。

このアストロゲンは動物性たんぱく質や脂質を多く摂取すると上昇します。ですので、食生活の見直しが必要とされます。

治療方法

薬物療法

薬物治療には大きく3つの治療薬があります。

  • α1ブロッカー
    肥大した前立腺を縮小させ、尿道を広げます。

  • 5α還元酵素阻害剤
    男性ホルモンの分泌を阻害し、肥大した前立腺を縮小します。

  • PDE5阻害薬
    尿道の筋肉を緩め、尿の通りを改善させます。

手術療法

手術治療は、尿路症状を大きく改善させます。

大きく3つの手術方法があります。

  • 経尿道的前立腺切除術
    尿道から内視鏡を挿入し、肥大化した前立腺を電気メスで切除します。

  • ホルミウムレーザー前立腺核出術
    レーザーを用いて肥大化した前立腺をくり抜きます。

  • 光選択的レーザー前立腺蒸散術
    細いカテーテルを尿道から挿入し、そこから高出力レーザーを照射し、前立腺を蒸散させます。